[今日の出来事]

大連行ってきた写真第二段


 


左のようなマンションのすぐ横に、右みたいなスラムめいた住宅が広がってるあたり、私が想像する中国の名残があってよかったです。
私が子供の時分の中国のイメージッたら、天安門を埋め尽くす自転車の波って言うのが相場でしたが、ここ10年くらいでずいぶんと様変わりした様子です。
そういや、ガイドの話で初めて知ったのですが、中国には「引越しの自由」という物は存在しないらしく。
移り住むのは勝手のようですが、戸籍を移すことはできないんだそうで。現在法的に大連市民になりたければ、市当局に50万元だか75万元だか納める必要があるとの事。
さすがは全体主義の国だなぁなんてことをあらためて感心しましたよ。
基本的人権が、無い。もしくは大分制限されてる模様。
都市部の人間と農村部の人間じゃ、事故で死んだ時の慰謝料が違うと言う話は聞いてましたが、そう言う理由があったのか、と。
ちなみに私が行った時で1元=約15円でした。



ちなみにここ、上海五輪にあわせて作られた、五輪広場だかなんだか。
一週間で住んでた住民退去させて、ひと月で完成させたと誇らしげに喋っていたガイドの姿が印象的でした。
住んでた人間追い出すために、人民軍はどれだけの努力を傾けたんだろう。オブイェクトの姿はその場にあったのでしょうか。
かなりの偏見が入っている事は否定しませんがね。



総じて、大連は発展著しい今の中国と、以前のままの中国が交じり合った、蜃気楼みたいな印象の街でしたね。



まあ、日本統治時代の建物は、むやみやたらと私を感激させてくれたので良しとします。